公開: 2026-10-15 · 更新: 2026-10-15

安全に進めるWebサイト移行チェックリスト カバー画像

移行前に現在の構成を記録しておくと、作業を落ち着いて進められます。このチェックリストで、移行計画、切り戻し条件、公開後の確認事項を整理しましょう。

現在の環境を把握する

ドメインの登録事業者、権威DNS、サイトのホスティング先、ソースコード、データベース、アップロードファイル、定期実行ジョブの保管場所を記録します。移行先で必要なバージョンや設定も整理してください。認証情報は安全なパスワードマネージャーで管理し、公開される移行資料には記載しないでください。

現在のサイトで主要なユーザー動線を確認し、重要なURL、フォーム、リダイレクト、外部連携を一覧にします。DNS変更を承認する担当者と、旧環境の復旧を担当する人も決めておきましょう。

バックアップと切り戻しを準備する

移行前にデータベース、アップロードファイル、設定のバックアップを取得します。取得が完了したことと、復元方法を確認してください。可能であれば、本番とは分けた環境で復元手順を試します。

切り戻しの条件を事前に決めます。たとえば、どの重要な動線が使えない場合に旧サイトへ戻すのかを合意します。新サイトの確認が完了し、合意した観察期間を過ぎるまでは旧環境を残しておきます。

DNSとメールのレコードを確認する

A、AAAA、CNAMEなどWebサイトに必要なレコードを移行先に合わせて整理し、ドメイン確認やメールで使うTXTレコードも確認します。Webサイトを移行しても、メールはMX、SPF、DKIM、DMARCレコードに依存している場合があります。他のサービスがそのDNSゾーンを利用していないと確認できるまでは、Web用のレコードだけでゾーン全体を置き換えないでください。

DNS事業者が対応していて、切り替え日時が決まっている場合は、事前にTTLを短くすると、一部のキャッシュが新しい接続先へ早く切り替わることがあります。ただし、すべてのキャッシュに効くわけではないため、新旧どちらの環境にもアクセスが届く時間を想定してください。

切り替え前に移行先をテストする

一時ホスト名など管理されたプレビュー経路を使い、ページ表示、ナビゲーション、画像、フォーム、HTTPS、リダイレクト、外部連携を確認します。検証用ページを検索対象にするかを決め、本番のメタデータ、canonical URL、robots設定、サイトマップが意図したドメインを示しているか確認してください。

切り替え時点でコンテンツとデータベースが最新であることも確認します。旧サイトでユーザーがデータを登録・変更できる場合は、書き込みを一時停止するか、最後の変更を同期する計画を立て、データの欠落を防ぎます。

公開後にサイトを確認する

DNS変更後、公開ドメインで主要な動線を再確認します。重要なページ、管理されたフォーム送信、リダイレクト、HTTPSを確認し、サーバーとブラウザーのエラーも確認してください。デプロイ環境の外にいる人にもアクセスを試してもらいます。

新サイトが安定するまで旧環境とバックアップを保管します。その後、連携先に登録されたURLを更新し、一時的なアクセス設定を慎重に整理して、最終的なDNSとホスティング構成をサイト所有者へ引き継ぎます。

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